産後の膝痛

立ち上がるときに「膝が痛い!」

 

産後は椅子での生活よりも、床で生活することが増えやすくなります。赤ちゃんを落としてはいけないので、床に寝かせることが多くなり、必然的に産後ママも床から足ったり、座ったりという動作が増えるのです。

 

 

そうした生活をしていると、膝が痛くなることがあります。これが産後の膝痛です。

 

産後の膝痛は妊娠中に姿勢が変わることで起こります。

 

姿勢が変わると、骨盤の傾きが変化します。骨盤の傾きが変化すると、骨盤にくっついている股関節の角度やかみ合わせ方が変わります。

 

股関節は大腿骨という太ももの骨で構成しているので、太ももの骨の下側の膝の角度が変わるのです。

 

そこでいつもとは違う角度で膝を使っていると痛みが出てくるということになるのです。

 

筋トレ、、、それ違いますよ!

間違いですよ

「膝が痛い」となるとすぐに「太ももの筋トレ」を思い浮かべる方がいます。

 

産後の膝痛は筋力低下で起こっている訳ではありませんので、筋トレは間違った処方ということになります。

 

いまだ専門家の間でも「膝痛は筋トレ」という盲信がありますので、ご注意ください。

 

良くない姿勢のまま太ももの筋肉を鍛えて、一時的に痛みがなくなったとしても、筋のバランスが崩れていますので、疲れやすかったり、再発することは目に見えています。

 

姿勢を変えて荷重ラインを適正に!

 

産後の膝痛は、とにかくまずは「姿勢」を変えることです。

 

「姿勢」から膝にかかる荷重ラインを適正なラインにします。すると、筋力が適正に発揮されて、膝関節が適正な位置で動こうとします。

 

このためには、膝には施術や治療を施さなくてもいいのです。

 

当プログラムでは、膝が痛いからといって、膝に何か特別なことをしなくても良くなります。

 

それは本当の意味で改善させているからです。膝に施術をしても、もともと全体のバランスが崩れて、膝が痛いのですから、全体のバランスを改善させるのです。

 

産後の膝障害は、レントゲンで骨がどうこうなっているという問題はほぼなく、姿勢からくる筋のバランスが崩れただけですので、ちゃんとした産後の姿勢に関する知識を持つ専門家にご相談ください。