あなたは大丈夫? 腰は反り過ぎていませんか?
こんにちは。
神戸市、三田市、西宮市で産後ケアのパイオニア、FirtreeLaboです。
産後の変化の中に「反り腰」があります。
ここに家庭で行える簡単な検査をご紹介します。
反り腰ってどんな腰?
そもそも腰骨(医学では「腰椎(ようつい)」と言います)は少し前に曲がっています。
つまり反っているということです。
下の絵を見てください。右の姿勢が反り腰です。
この反りがきつくなっても、なくなっても、また逆に後ろむきに反ってもよくありません。
よくない、というのはよくない形が自分のニュートラルポジションになっている状態ということです。
さて、反り腰というのは腰のあたりが前へ出過ぎているということが分かりましたね。
産後になる反り腰
産後ではなぜ反り腰になるのでしょうか。
それは妊娠中の姿勢にあります。
妊娠中はだんだんと大きくなる赤ちゃんを支えようとして、立っているときは、上半身を後ろに反らせてバランスを取ろうとします。
また、赤ちゃんを圧迫しないように、前にかがむことは無意識でしないようにします。
その姿勢のクセが産後にも残るのですね。
さて、妊婦さんの写真を見てみましょう。反り過ぎているのが分かります。
これをそのままにしておくと、どうなるのか?
もちろん、マイナートラブルにつながります。
腰痛、椎間関節症、股関節痛、膝痛、猫背、肩こり、頭痛、胸郭出口症候群などなど
さらに、お尻は広がる、脚は太くなる、お腹はぽっこり、猫背にO脚、、、
ここで挙げるのはキリがありませんし、本テーマの主旨ではないので、ここで割愛します。
これが分かると、ヨガがいいとはいえ、妊娠中にこれはどうかと思います。
この姿勢を見ると「こわっ!」って思います。
壁に立つ検査
テレビなどでよく見るものに「壁立ち」で腰の反りを見るものがあります。
このように壁に背を向けて踵をつけて立ちます。
腰に手の平が何枚入るのかを見るものです。
1枚ならいいが、2枚以上は入り過ぎというものです。
先ほどの写真の妊婦さんなら、3枚は入ります。
仰向けに寝る検査
重力の影響を除いて、反りの硬さを見る「仰向け」検査があります。
仰向けで寝ると、重力により腰椎の反りが少なくなる力がかかります。
ところが、反り過ぎの方は仰向けになっても反ったままなので、手の平が入ります。
この検査は服を着たままでは分かりにくいので、水着の方に登場してもらいましょう!
はい、この方は反り過ぎです。すごく腰が反ってすき間がありますね。
しかし、モデルさんは写真の撮影用のポーズを取っていますので正しい検査姿勢ではありません、あしからず(笑)
この検査をされる場合、腕を体の横につけて、両脚とも伸ばして検査してくださいね。
産後ケアの専門家はこう検査する
ただ、これだけで反りの程度を見るのは素人です。
専門家ならこんな疑問が浮かびます。
壁からのすき間(壁立ち検査)、床からのすき間(仰向け検査」があるのは本当に腰の反りだけの問題か?
反った腰の柔軟性は?
一口に「反り腰」とはいえ、人それぞれ状態が違います。
ここからは専門用語になります。
仙骨の前傾角は?
ASISとPSISとの関連性は?
殿筋群との関連性は?
コアマッスルの機能低下は?
胸椎のKyphosisの程度は?
股関節の前捻角と回旋角度の関係は?
棘上靭帯、棘間靭帯、多裂筋の柔軟性は?
まだまだ考えられることはあります。
いつも常に本当の状態を追い求めて、日々産後のママさんに施術をさせていただいています。
もし産後に先ほどの「壁立ち」「仰向け」検査を行ってみて、「自分は反っているのでは?」とお感じの方は、一度ご相談ください。
ちゃんとした検査をして、産後の変化を数値化します。
ご自身のお体ですから、大切にしてください。
あなたはこの世に一人だけしかいない、超限定レアな存在なのですから。
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