産後の栄養学(東洋医学編) ―神戸市、三田市、西宮市の産後ケア 骨盤ケア―
こんにちは。
神戸市、三田市、西宮市の専門産後ケアのパイオニア、FirtreeLaboです。
みなさん、身体は何でできていると思いますか?
もちろん、毎日の飲食物が基本ですね。その飲食物が体に良くないものばかりなのに、骨盤矯正やインナートレーニングなど行っても、最大の効果は出ません。
当ラボでは、トータルで産後のママさんのお体をサポートしていますので、食事についてもお話します。
産後の状態とは、、、
赤ちゃんを産むということは、産むだけではありません。
お腹の中で育てて、産むのですね。
これは妊娠しているお母さんの「生命エネルギー」を分け与えて、赤ちゃんをお腹の中で育てているのです。
人にはもって生まれた「生命エネルギー(これを東洋医学では腎精といいます)」があります。
日常でも、「あの人は元気だなぁ」と思う人はいませんか?
そんな人は先天的に持って生まれたエネルギーが多いのです。
さて、その先天的なエネルギーを分け与えて、赤ちゃんはお腹の中で育ちます。
ですから、人の若々しさの源でもある「生命エネルギー」が赤ちゃんに大量に分け与えるため、出産すると老化が一気に進んだ状態になります。
これを東洋医学では主に「腎虚(じんきょ)」と言います。
産後、こんな風になっていませんか?
産後は腎虚状態に近いので、若々しさが低下します。
髪が抜ける
白髪が増える
肌にハリがなくなる
目の下にクマができる
目の下がふくらむ
下腹に力がない
手足が冷える
眠れない
こんな症状は出ていませんか?
これらは骨盤矯正やインナートレーニングなどでどうにかなるものではありません。
東洋医学の栄養学
以上のような症状がきつく出ている場合は、食事を見直すことをお勧めしています。
身体を作るの材料の基本は食事です。
食事を見直せば、症状は軽くなります。
西洋医学の栄養学もいいのですが、ここは歴史のある東洋医学に分があるようです。
みなさんは五行という考え方をご存知でしょうか?
この世のすべてを木火土金水に分けて考える方法です。
この水に属すのが「腎」です。
五味と呼ばれる項目では、「鹹(かん)」という味が「水」に属します。
ですので、同じ水に属する「腎」が弱ると「鹹(かん)」の味のものを取りましょうということです。
※「鹹味」=塩辛い
おススメの食材!
鹹味の食材はズバリ! 海藻です。
具体的には、わかめ、昆布、ひじき、のりですね。
これらに、大豆、さつま芋、栗、里芋、ごぼうなどを加えて料理をすればばっちりです。
腎は冬に属する臓ですので、冬に取れる野菜を、暖かくして摂るのもおススメです。
控えてほしい飲食物!
産後で育児ストレスから甘いものを食べたくなる気持ちは分かります。
しかし、砂糖を取り過ぎると膀胱や腎に負担がかかり、美容系のトラブルが起こりやすくなります。
また、水分を取り過ぎる人も、腎や膀胱に負荷をかけてしまいます。嗜好品であるコーヒーや紅茶はもちろんですが、水そのものも摂取過多はよくありません。
生野菜を食べたりすると身体が冷えます。
乳製品もほどほどにしてください。乳房や子宮のトラブルが起こりやすい人は、牛乳や卵の摂り過ぎの可能性があります。
アルコールも控えてください。
食事を見直してイキイキ健康な産後を!
産後、体型や体重を気にして、極端なダイエットや栄養素サプリメントに走ってしまう方がいらっしゃいます。
そのせいで、身体がいつまでもだるい、疲れが取れないなどのトラブルを抱えながら育児を強いられることになります。
ダイエットやサプリもいいのですが、とにかくその前に食事を見直すことをお考えください。
絶対に見直してよかった!と思えますよ。